△感覚と事実 (04/11/7)

「うちの主人が・・・」とはよく使う言葉だが、私はソーシャルワーカー初日にこの言葉をめぐって大目玉をくらうことになった。
家の中で主となる人がいるならば、従となる人がいるはず。
そういう支配関係を表す言葉を安易に使うべきではないという指摘を受けたのだ。今思えば、何とも恥ずかしい浅はかな自分である。

 女と男の関係は巧妙に支配関係におかれている場合がある。
家庭の中でおこる暴力は単に自覚しているものだけではなく、当然のようにあるものもある。自覚すらできないものだ。
主人から命令されるのは当たり前、従っていれば楽だからと自分の意思を十分に認識することさえ奪われていることもある。

 まず、自分の感じ方を疑ってみる。案外当たり前と思っていることが、「おかしい」ことだったりする。

他人のことなら見えるという場合もある。友人が話す家庭の話に「おかしい」ことはないだろうか。
「そんなふうに夫に気を遣わなくても」とか「そんなふうにお前呼ばわりされていいの?」とか。そういう感覚を大事にしておいてほしい。
感覚はどんどん磨いたほうがいいかもしれない。

 それから事実を大事にする。一番大切なのは正確な事実だが、うわさ話だってまんざらでもないことがある。

 感覚と事実を大事にして、それを誰かに伝えてみる。必要なら専門家に話すといい。
きっと何かが動き始めて、変わるのだと思う。

 


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