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あからさまな適正の指摘に?
ご存知、人気のテレビシリーズの映画化、それも第二弾!
おもしろい、エンターテイメント性が高い!などなど楽しめる・・のだが・・・
このシリーズの根底にあり、物語を面白くさせているものの一つに「キャリア対ノンキャリア」という対決がある。
一見相容れない、この二つの職種の人間である織田裕二演じる青島刑事と柳葉敏郎演じる室井
管理官との微妙な交流がドラマ性を高めているといえる。
キャリアにはキャリアの言い分が、ノンキャリアにはノンキャリアの言い分があり、それは警察社会固有の慣例なのであろう。
第二作では、警視庁のスーパーヒロインともいえる沖田管理官(真矢みき)が事件の指揮をとることとなる。
東京大学卒業の警視庁のエリートの女性である。美人で頭もよく、警視庁もこれからは女性の登用を・・ということでなにもかも追い風の彼女のとる指揮はあからさまに現場の意思を無視するやりかたであることが、観客にもわかりやすいほどわかる。
失策が続いてもそれを認めようとせず、現場の刑事を見下したその態度があらたまることもなかった。
単なる、傲慢な女性の指揮官像である。学歴はあるが、指導力、判断力にかける・・・絵に描いたような頭でっかちの女性指揮官であった。
観客は「やっぱり、美人で学歴がある人でも、現場ではわがままで役にたたない上司ってことか。やっぱり現場は男がしきらなくちゃな〜」というすりこみがされかねないような気がする。
いや、女性管理官が無能に描かれていた事に腹を立てているわけではない。あの無能さが女性である必要はまるでなく、無能さを強調するほどに美しい女優をキャスティングしているような気がしてならなかったからだ。
確かに、警察の現状は男社会なのかもしれないし、現場を指揮するという仕事は男性の方に適正があるのかもしれない。
しかし、なぜ、わざわざ、あまりにもわかりやすい、「学歴は高いが現場の仕事はできない女性管理職という描き方」をしなければならないのだろうか?
前作が男性キャリアの室井管理官がキャリアらしい手法で失敗するも、「これではいけない・・」と気がつき・・という設定だったのに今回の女性管理官は「わたしのキャリアに傷がついた〜」と錯乱するのみである・・・
なぜわざわざ女性管理間をキャスティングし、あからさまに失敗させるような脚本なのかが最後まで理解できなかった。
青島刑事と対極の位置に置くのが一作目→男性キャリア、2作目→女性キャリアという単純な理由なんだろうか?
それではあまりに働くキャリア女性に対する全く無邪気な悪意である。
3B(Three B)という言葉がある。Baby Beauty Beast つまり、視聴者に受け入れやすいもの、赤ちゃん、美人、動物(ペットなど)である。
広告業界や、創作物などではネタにこまったら3Bという話もあるそうだ。
いっそ、次回作では青島刑事の対極役は天才赤ちゃん管理間とか、犬のおまわりさんだったりしたら、第二作目の無邪気な悪意も許せるかもしれない(嘘)